2024年7月20日

【にんぱく忍者修行ブログ】忍者豆知識その21

この記事は忍者豆知識その21です。今日は真田氏に関係した武田氏についてと、にんぱくの展示品についてお届けします。
・真田氏が仕えていた武田氏が攻め落としたお城・上原城(うえはらじょう)
現在の長野県茅野市にあったお城です。
築城年は不明ですが、室町時代の文正元年(1466年)頃、諏訪信満が居館を建て、諏訪地方の周辺を諏訪氏が治めていました。
諏訪氏の本城だったお城ですが、真田氏と関係のある武田氏が攻め落としたとされており、
武田氏の配下、板垣信方が治めていたとされます。その後の上田原の戦いで信方が討ち死し、
弟の虎登や長坂虎房が配置されました。


上原城は、織田・徳川連合軍による甲州征伐により武田氏は滅亡し、廃城となりました。
城跡には石碑が建てられ、土塁や空堀等が残っています。
お城跡は、長野県の指定史跡として指定されています。

・にんぱくの展示室の忍具紹介 吹き矢



吹き矢は、矢を飛ばすのに筒を使用したもので、口元に筒を当てて息を吹き空気圧で矢を飛ばすように使用します。
筒は、八角柱や円柱の筒や、竹の内側を均等に加工したものや、和紙を丸めたものもあります。
吹き矢(ふきや)は、筒(管)を通じて矢を吹き出し、標的に命中させる武器です。歴史的には日本だけでなく世界各地で使用されてきましたが、日本においては特に忍者が隠密行動や暗殺に使用したとされることで知られています。
吹き矢の筒は竹や金属で作られることが多く、長さや太さは用途によって異なります。


矢は小型で軽量なものが使われ、先端には鋭利な針や毒が塗られることがあります。
矢を筒の中に入れ、息を吹き込むことで矢を発射します。正確な射撃には練習が必要で、呼吸の制御や姿勢が重要です。訓練によって高い精度で標的を狙うことができます。
吹き矢は発射時の音がほとんどないため、隠密行動に適しています。
忍者は吹き矢を隠密行動や暗殺のために使用しました。毒を塗った矢を使うことで、静かに敵を無力化することができました。
一部の地域では、狩猟用の武器としても使用され、小動物を捕えるために使われました。
現代では、吹き矢はスポーツやレクリエーションとしても楽しまれており、専用の筒や矢を使って標的を狙う競技が行われています。
吹き矢は使用方法によっては危険を伴うため、使用する際には十分な注意が必要です。特に毒を使用する場合は、厳重な管理が求められます。
地域によっては吹き矢の使用や所持に関する規制があるため、事前に確認することが重要です。

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2024年7月20日

忍術〜水の上を走る?〜|にんぱくブログ|体験

NINJA

一説によると忍者は水の上を走ることができたと言われています。確かに、そのようなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。実際に水の上を走るには、人間なら秒速30mmの速度が必要となります。分速では1800m、時速では108㎞です。これはいくら超人的な忍者だとしても不可能と考えるべきでしょう。ただし、そのように言い伝えられるほど忍者は俊敏でした。

忍者は走ることに関しても修行していたため、足は相当、速かったと考えられます。高度なバランス感覚と巧みな重心移動を身につけることで、いかなる状況でもスピードを落とさずに走ることができました。

もうひとつ、忍者が水の上を走るイメージがついた理由は、事前に移動経路を徹底的に調査・研究し、街中から山の中まで近道や抜け道をすべて知り尽くしていたからだと言われています。川などでは、浅瀬や石を伝って渡れる場所を熟知していました。修行で培った足の速さと、事前の下調べの結集が、水の上を走れるほどの速さをもっていると錯覚させたのかもしれません。

山の中で近道や抜け道を調査する作業は、その、まま足場の悪い山道を移動する修行にもつながりました。

忍者の潜水能力

水のつながりで、忍者の潜水能力について書いていきたいと思います。
忍者は陸上の修行だけでなく、水中での修行もしていました。肺活量を高める訓練に力を入れ、水を満たした樽の中に首を入れて、10分あまり耐えられたといわれています(藤田西湖『忍術秘録』)。現在の潜水時間の世界記録は、11分35秒です。この記録から考えると、忍者が10分間潜水できたという説は信憑性が高いといえるでしょう。

泳ぎとしては、最小限の動きで音や水しぶきを立てずに泳げる「のし」という古式泳法を習得していました。のしで泳ぐことにより、気配を消したまま、重い刀や忍具を携えて長い距離を泳ぐことができたのでしょう。

しかし、さすがの忍者も水の中では素早く動けず、水に濡れて衣服も重くなるため、水に入るのはいざという時のみに限られていました。逆に刀や忍具の重さを利用して、泳がずに水底を歩いて移動することも多かったのです。

水底を歩く場合は、大きめの石を拾って懐に入れ、潜るのではなく、必ず体が沈むようにしていました。水底を歩く動きに特化すれば、泳ぐよりも体力を温存することができるため、息もより長く続きました。水中を移動することで敵から見つかりにくくなる効果もありました。

終わりに

このブログを運営しているにんぱくには、忍者が実際に使っていた忍具が展示されています。群馬県の北西にある東吾妻町に、にんぱくはあります。吾妻地域は真田氏が支配していたころ、忍びの者として真田家に仕えていた忍者がいました。岩櫃城と言えば歴史好きの方はピンと来るかもしれません。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。これからもにんぱくをよろしくお願いいたします!

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2024年7月19日

【にんぱく忍者修行ブログ】忍者豆知識その20

この記事は忍者豆知識その20です。今日は真田氏と関係のあるお城についてとにんぱくの展示についてお届けします。


・真田氏と関係のあるお城・松代城(まつしろじょう)
現在の長野県長野市に位置するお城で、戦国時代に武田氏が上杉氏対策のために築いたお城です。
元の名称は海津城(かいづじょう)という名称であったと言われています。
いつ築城されたかは不明で、武田氏によって築城され、その後武田氏滅亡の後は織田氏の家臣の森長可の居城でした。
この松代城に、江戸時代、元和8年(1622年)、上田藩主・沼田藩主だった真田信之は領地替えで移りました。

・にんぱくの忍者道具の紹介・はじき玉



はじき玉は、投擲して相手に当てたり、布で包んだ状態で直接殴ったりして使う道具です。
はじき玉(はじきだま)は、伝統的な日本の忍者や武士が使用していた小型の飛び道具の一種です。これらの小さな球状の武器は、主に敵の注意をそらしたり、一時的に混乱させるために使われました。はじき玉は、その使いやすさと効果から忍者の装備として広く認識されています。
はじき玉は、通常、小さな球状の形をしており、手のひらに収まるサイズです。
材質は鉄や陶器などで作られ、中には毒や粉末などが詰められていることもあります。
指で弾くようにして投げることが多く、そのため「はじき玉」と呼ばれます。
敵に向かって投げると、衝撃で中の物質が飛び出し、視界を奪ったり、混乱を引き起こしたりします。
小さく軽量であるため、忍者や武士が複数個を簡単に携帯できます。
突然投げつけることで、敵の注意を引き、隙を作り出すことができます。
中に詰める物質を変えることで、様々な効果を発揮します。例えば、目くらまし用の粉末や、毒など。
忍者は、敵を欺くために様々な道具を使用しました。はじき玉は、その一つであり、特に隠密行動を行う際に有効でした。敵の注意を逸らしたり、追手を巻くために使用され、効果的にその場を離脱する手段として用いられました。
敵の目の前に投げることで、粉末が飛び散り、一時的に視界を奪います。
硬い地面に投げつけて音を立て、敵の注意を特定の方向に向けさせます。
現在、はじき玉は主に歴史的な研究や武道の訓練、またはコレクションアイテムとして使用されています。伝統的な忍術の訓練においては、はじき玉の使い方やその効果を学ぶことも重要です。

はじき玉は、そのシンプルさと効果の高さから、忍者の装備として非常に魅力的な道具です。歴史的な背景を持ちながら、現代でもその存在感を保っています。

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2024年7月14日

【にんぱく忍者修行ブログ】忍者豆知識その19

この記事は忍者豆知識その19です。今日は真田氏と関係のあるお城と、にんぱくの忍者道具についてお届けします。
・真田氏と関係のあるお城・沼田城について
沼田城は、1532年に沼田顕泰により築城されました。


沼田は戦国時代に、北関東の軍事拠点として争奪戦が行われました。
上杉氏、後北条氏、武田氏らが争ったと言われています。
本能寺の変後は真田氏が治めたとされています。
発掘調査で、お城の本丸には堀や櫓(やぐら)があったと言われています。
沼田城のあった場所は現在公園になっています。
沼田公園内には、沼田城を治めていた真田信之と妻小松姫の石像もあります。

・にんぱくの忍者道具の紹介・卍(まんじ)手裏剣



手裏剣の一つですが、この手裏剣は四方向に先がありますが形状が卍型の形をしている手裏剣です。
卍型手裏剣(まんじがたしゅりけん)は、伝統的な日本の手裏剣術で使用される一種の手裏剣です。この手裏剣は、名前の通り、卍(まんじ)またはスワスティカの形をしており、その独特の形状により特定の利点があります。
卍型手裏剣は中心から放射状に4本の刃が伸びた形をしており、卍またはスワスティカの形状に似ています。
各刃は鋭利であり、どの方向に投げても刺さりやすいように設計されています。
材質は鉄や鋼などの金属で作られることが一般的で、耐久性が高いです。
投擲武器として使用され、手裏剣術の一環として訓練されます。
特定の角度や力加減で投げることで、回転しながら飛び、相手に刺さりやすくなります。
卍型手裏剣は、投げられた際に回転することで飛行の安定性が増し、正確にターゲットに当たりやすくなります。
多方向からの刺さりやすさで、どの角度からでも刺さりやすい形状のため、命中率が高くなります。
独特の形状と飛び方が相手に対して心理的な威圧感を与えることができます。
卍型手裏剣は、主に忍者や武士によって使用されました。忍者は、奇襲やスパイ活動を行う際に、このような手裏剣を隠し持ち、敵に対して迅速かつ静かに攻撃するために用いました。また、武士も手裏剣術の一環として訓練を行い、防御や攻撃の手段として使用されていました。
現代においても、卍型手裏剣は武道の訓練やコレクションアイテムとして人気があります。手裏剣術を学ぶ際の道具として、または歴史的な武器としての魅力を持っています。
卍型手裏剣は、その形状と機能から、手裏剣術の中でも特にユニークな存在であり、多くの人々に興味を持たれています。

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2024年7月12日

【にんぱく忍者修行ブログ】忍者豆知識その18

この記事は忍者豆知識その18です。今日は真田氏と関係したお城とにんぱくの展示品についてお届けします。
・真田氏と関係のあるお城・名胡桃城(なぐるみじょう)について
真田氏が関係したお城として水上の名胡桃城があります。
群馬県利根郡みなかみ町下津にかつてあったお城で、1949年(昭和24年)に「名胡桃城址(なぐるみじょうしあと)」として群馬県指定史跡に指定されました。
築城時期は、室町時代の明応元年(1492年)と言われています。


武田氏(武田勝頼)が、天正7年(1579年)に家臣の真田昌幸に命じて、敵対関係となった後北条氏から沼田領を奪取するための前線基地として築いたお城です。
真田氏と北条氏との戦いで、沼田城の支城として使用され、沼田領で北条氏を退けたと言われています。
小田原征伐後に廃城となり、実際に使用されたのは10年間ほどと言われています。
水上の名胡桃城址案内所から上毛高原駅(水上の駅)までは距離が近いです。

・にんぱくの展示物の紹介・仕込み煙管



一見すると煙草を吸うための煙管に見えますが、この中には刃物が隠されています。
主に忍者がターゲットを暗殺するために使用していたと思われます。
仕込み煙管(しこみきせる)は、江戸時代の忍者や隠密が使っていた隠し武器の一つです。通常の煙管(たばこを吸うための細長いパイプ)に見えますが、実際には内部に刃物や針などの武器が仕込まれていることが特徴です。
仕込み煙管の特徴・外観として、通常の煙管と見た目はほとんど変わらないため、敵に対して不意打ちが可能です。
銅や鉄などの金属で作られることが多く、丈夫です。
内部の仕掛けとして、煙管の内部に細い刃物や針、毒などが仕込まれていることが多いです。
刃物や針は、スライドさせたり、ひねったりすることで取り出せるような仕組みになっています。
用途は、敵を奇襲するための武器として使用されます。
近距離での戦闘や防御に適しています。
忍者は、目立たないようにするために、日常的な物品に武器を隠すことがよくありました。仕込み煙管もその一つで、見た目では武器とわからないため、日常生活に溶け込むことができます。また、敵に対して油断を誘い、不意打ちを仕掛けるための重要な道具として使われていました。
実際の使用方法としては、通常の煙管として普段は通常の煙管として使用し、敵の警戒を解く。
戦闘時には、敵が油断した瞬間に内部の刃物や針を取り出し、攻撃を加える。
素早く元の状態に戻し、再び煙管として使うことも可能です。
このように、仕込み煙管は忍者や隠密にとって非常に便利で効果的な武器でした。興味深いことに、現在でも一部の時代劇や歴史ドラマで仕込み煙管が登場し、その魅力を伝えています。

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2024年7月5日

【にんぱく忍者修行ブログ】忍者豆知識その17

この記事は忍者豆知識その17です。今日は真田十勇士の一人とにんぱくの展示物についてお届けします。

・忍者豆知識、由利鎌之助(ゆりかまのすけ)
由利鎌之助は、真田十勇士の一人です。
丹波の豪族で、鎖鎌の名手と言われます。
真田三代記にも登場し、菅沼家に仕えていたところを真田氏に敗れてから真田氏の配下になったと言われています。

・にんぱくの忍者道具の紹介、弩(いしゆみ)



弩とは、矢や石を発射する弓のことを言います。通常の弓と違い、台座がついています。
弩(石弓)は、古代から中世にかけて使われた弓矢の一種で、特に中国や日本で広く使用されました。石弓は、通常の弓と異なり、機械的な仕組みを用いて矢を放つ武器です。現代では「クロスボウ」として知られています。

石弓の構造と特徴として、本体は木や金属で作られた堅固なフレームで、これは矢を放つための台座となります。
弦は、強力な素材(例えば、動物の腱や現代では合成素材)で作られた弦を使い、矢を放つために引き絞ります。
弓の部分には弦を取り付けるための両側のアームがあり、通常の弓のように曲がります。
弦を引き絞り、固定し、引き金を引き矢を放つ機構になっており、通常の弓よりも強力な力で矢を放つことができます。
矢は、石弓用の矢は通常の弓矢よりも短く、重いことが多いです。
強力な弩ほど強い張力が必要されます。
クロスボウ(crossbow)は、弓と同様に矢を発射する武器ですが、機械的な構造を持ち、より強力で正確な射撃が可能です。クロスボウは、古代から中世にかけて軍事用途で広く使用され、現代でもスポーツや狩猟などで使われています。

クロスボウにはストック部分があり、銃のような形状をしており、射手が握る部分です。肩に当てて安定させるための部分も含まれています。
弓腕はクロスボウの前部に取り付けられた弓の部分で、通常の弓と同じように曲がります。
強力な素材で作られた弦が、弓腕に取り付けられています。
弦を引き絞り、固定し、トリガーを引くことで矢を発射します。
レールがついており矢(ボルト)が発射される際に滑るガイドレールです。
矢(ボルト)はクロスボウ用の矢で、通常の弓矢よりも短く、重いことが多いです。
弦を引き絞り、手動で、または専用の引き絞り装置を使って弦を引き絞り、トリガーメカニズムで固定します。
矢(ボルト)をレールに沿ってセットし、弦の前に配置します。
クロスボウを構え、標的に照準を合わせます。現代のクロスボウにはスコープが付いているものもあります。
トリガーを引くと、弦が解放され、矢が発射されます。
矢を引き絞った状態で保持できるため、狙いを定めやすく、射撃が安定します。
高い射撃力を持ち、通常の弓よりも強力な矢を発射できます。
弓に比べて習得が容易で、初心者でも精度の高い射撃が可能です。
短所として、弦を引き絞るのに時間がかかり、連射が難しいです。
クロスボウは重くて大きいため、携行性に劣ります。
トリガーメカニズムや弦の引き絞り装置が故障しやすく、メンテナンスが必要です。
クロスボウは、古代中国や中世ヨーロッパで広く使用されました。特に中世のヨーロッパでは、騎士や城の守備兵が使用し、その威力と精度で敵を制圧しました。現代では、クロスボウはスポーツ競技や狩猟に使われるほか、一部の軍や警察でも特殊な状況で使用されることがあります。
クロスボウは、歴史的にも現代的にも多用途であり、その強力な射撃力と高い精度から、さまざまな場面で役立っています。

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2024年7月1日

忍術〜隠形術編〜|にんぱくブログ|体験

NINJA

隠形術(おんぎょうじゅつ)とは、忍術の一種であり、さまざまな手法を使って相手の視界から姿を消す技術の総称です。一般的には「隠れる」と聞くと、例えば岩陰に身を隠して見つからないようにするイメージがありますが、隠形術はその表面的な意味だけでなく、より深い技術を含んでいます。その技術の一つとして、周囲の環境や風景に巧みに溶け込み、相手に気づかれることなく存在を隠すというものがあります。

たとえば、うずら隠れという術があります。これはまるで小鳥のうずらのように、手・足・頭をひっこめて丸くうつ伏せになる隠れ方で、身を潜めるものがない時に、石などに寄り添う形で行います。この時に、できるだけ静かに呼吸をし、道端の石ころになる気持ちになって、生き物としての気配を消します。

隠形術は、単なる身を隠す技術にとどまらず、心理的な戦略を含んでいます。例えば、追跡者から逃れる際に急に隠形術を駆使して道を曲がることで、相手にとっては突如として姿が消えたように見え、居場所を確認できなくさせることができます。特に夜間や暗がりでは、周囲の闇に溶け込んで見つからないようにする効果が高まります。このように、隠形術は単なる身体の隠し方を超えて、戦術的な意味を持つ忍術の一つとして重要な役割を果たしています。

以上のように、隠形術は単純な隠れる技術を超えて、環境との一体化や心理的な錯覚を利用することで、相手の視覚的・心理的な盲点を突く忍術と言えます。

狸隠れ

木に登って隠れます。上方向への注意は疎かになりやすいので、その虚をつきます。隠れている側からは敵の姿を確認しやすいために、偵察任務でも活用したと考えられます。春や夏など葉が生い茂っている季節であれば、なお隠れやすく都合が良いです。ちなみに狸は木登りが下手で、あまり木に登りません。「まさか木の上に狸はいるまい」という人の意識を逆手にとる重要性を思わせる術名です。

観音隠れ

前半部分の男が口元を着物の袖で隠していれば完璧です

敵が近づいてきたら、壁や木などの物陰に身を寄せて顔を袖で隠し、目は観音のように半開きのまま動かない。顔の白さと呼吸をできるだけ目立たなくしつつ、相手を観察する術です。

観音像

ColBase: 国立博物館所蔵品統合検索システム (Integrated Collections Database of the National Museums, Japan), CC 表示 4.0, リンクによる

狐隠れ

頭に蓮の葉が乗っていれば完璧でした。か、カカシ先生?

蓮などの木の葉を頭にかぶり、頭だけ出して水中に隠れる術です。遠くからは水面に浮かぶ木の葉のように見えるので、見つかりづらいのです。まさか水中に人がいるはずがないだろうという盲点をついています。衣服は水を吸って重くなるために、服を着て泳ぐには技術と体力が陽朝になります。脱いだ方がいいと考えることもできますが、水にいるヘビなどの害獣から身を守ってくれたりもします。

楊枝隠れ

爪楊枝を飛ばし、相手が気を取られている隙に隠れます。実践的な意味合いよりも、教訓的な術です。忍者は爪楊枝1本さえあれば、その場における創意工夫によって隙を作り出し隠れることができるということを伝えています。

動物をまねて隠れる

忍術には、陽術と陰術の二つの大きな分類があります。陽術は、堂々として姿を現して行動する術であり、例えば潜入先の家に客として偽装し、下見をするなどがその例です。一方、陰術は、闇に紛れて静かに情報を収集するなど、姿を隠して行動する術です。

また、忍術には動物の動きを模倣した「四足の習い」と呼ばれる術があります。この術は主に隠術に関連しており、動物が逃げ隠れするような行動を参考にしたり、動物の振りをして敵を欺く方法を忍者たちは試行錯誤しました。

特に犬は警戒心が強く、潜入作戦の際には天敵となり得ます。そこで忍者たちは、犬のものまねをすることで、潜入中に物音がしても「あれ、犬か?」と家主を油断させることがありました。犬の警戒のうなり声をまねたり、ブルブルという身震いの音をまねました。身震いをまねるためには、着物のつまをよく揉んで振ることでブルブルという音が出るのです。

しかし、動物に擬態するためには、その動きや仕草を細心の注意を払って観察することが肝要です。こうした訓練を積むことで、犬や猫、鳥などの動物だけでなく、周囲のさまざまな物をも模倣し、どんな状況下でも敵を欺くことができるようになるのです。

動物を真似る術の例

・犬の毛皮をかぶる
・狐狼の習い
 狐や狼のように人の裏をかく行動を考える
・牛馬のつたえの事
 牛馬が人に慣れるように敵方に近づきスパイ活動
・水鳥の教え
 水面上は静か、水面かでは足を動かす水鳥のように忙しさを見せない
・四つ足の習い
 犬や子猫の行動を知って、まねたり、追い払ったりする。

終わりに

このブログを運営しているにんぱくには、忍者が実際に使っていた忍具が展示されています。群馬県の北西にある東吾妻町に、にんぱくはあります。吾妻地域は真田氏が支配していたころ、忍びの者として真田家に仕えていた忍者がいました。岩櫃城と言えば歴史好きの方はピンと来るかもしれません。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。これからもにんぱくをよろしくお願いいたします!

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2024年6月30日

【にんぱく忍者修行ブログ】忍者豆知識その16

この記事は忍者豆知識その16です。今日は真田十勇士の一人についてお届けします。

・忍者豆知識、望月六郎(もちづき ろくろう)
望月六郎は真田十勇士の一人で、真田幸村の影武者として活躍したと言われています。
大坂の陣の時に根津甚八達とともに戦ったと言われています。

・にんぱくの忍者道具の紹介、耆著(きしゃく)


耆著(きしゃく)とは昔の方位磁針のことであり、忍者が使用したと言われています。

方位磁針(ほういじしん)は、磁石の性質を利用して方角を指し示す道具です。基本的な構造は、自由に回転できる磁針が水平方向に取り付けられたものです。この磁針は地球の磁場の影響を受け、常に南北方向を指すようになっています。

方位磁針は以下のような構造や機能を持っています。
磁化された針で、南北方向を指します。通常、片方の端が北を、もう片方が南を示すように色分けされています。
磁針が取り付けられている盤で、方角を示す目盛りが描かれています。北、南、東、西の四方位や、さらに細かい方位(例えば、北東、南西など)が示されています。
磁針と方位盤を保護するためのケースで、透明なカバーで覆われていることが多いです。液体で満たされている場合もあり、これにより磁針の動きを安定させます。
方位磁針は、航海、登山、ハイキングなど、位置や方角を正確に知る必要がある場合に広く使用されます。現代では、GPS技術の普及により使用頻度が減少していますが、依然として重要な道具の一つです。


方位磁針の基本的な使い方として、
方位磁針を水平な場所に置きます。傾けると磁針が自由に回転できなくなるので、水平を保つことが重要です。磁針が静止するまで待ちます。磁針は地球の磁場に従って回転し、最終的に南北方向を指します。
多くの方位磁針では、磁針の一端(通常は色分けされた部分)が北を指します。方位盤に描かれた目盛りを確認し、どの方向が北かを把握します。
方位磁針を回転させて、目的の方位を示す目盛りが磁針の北端と一致するように調整します。
これで、方位磁針の基準線(多くの場合、透明なケースの一部に描かれた線)が指し示す方向が目的の方位となります。
自分が向かうべき方向がわかったら、その方位に沿って移動します。移動中も方位磁針を頻繁に確認し、正しい方向を維持するようにします。
ハイキングや登山などで使用する場合、
地図と方位磁針を使用して現在地と目的地を確認します。
方位磁針で地図上の目的地の方位を測定します。
方位磁針を地図から外して、目的地の方位を基準に実際の地形での方向を確認します。
その方向に向かって移動します。
また船で航海する場合など、海図と方位磁針を使用して現在地と目的地を確認します。
方位磁針で進行方向を確認し、舵を調整してその方向に向かいます。
方位磁針の使用は比較的簡単ですが、正確な使い方をマスターするには練習が必要です。また、金属製品や強い磁場の近くでは誤作動することがあるので、注意が必要です。

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2024年6月28日

【にんぱく忍者修行ブログ】忍者豆知識その15

この記事は忍者豆知識その15です。今日は真田十勇士の一人についてお届けします。
・忍者豆知識 根津甚八
根津甚八は、真田十勇士の一人です。
同じ真田十勇士の海野六郎とともに、大坂の陣で戦ったとされます。
真田幸村の影武者として活躍し、大坂の陣の時に討ち取られたとされています。

・にんぱくの忍者道具の紹介・目潰し


相手の目を眩ませる目潰しです。中に目潰しの粉があり、それを相手の顔に向けて振ることで目を眩ませるように使用したとされます。
目潰しの粉は、忍者が使用したとされる戦術的な道具の一つです。この粉は、敵の目に投げつけることで一時的に視力を奪い、敵の動きを制約する目的で使用されました。
目潰しの粉の成分は、砂、唐辛子の粉、灰、その他の刺激性の物質などが含まれていたとされています。
これらの成分は、敵の目に入ると強い痛みと涙を引き起こし、一時的に視界を奪う効果があります。


忍者は小さな容器や袋に目潰しの粉を入れて持ち運びました。
戦闘や逃走の際、敵の視界を奪うために素早く粉を投げつけました。
目潰しの粉は、忍者の戦術の一環として、隠密行動や敵の撹乱に非常に有効でした。これにより、忍者は戦闘を有利に進めたり、追跡者から逃れたりすることができました。
目潰し(めつぶし)は、戦闘や護身術において相手の視力を一時的に奪う戦術の一つです。主に忍者や武術家が用いた技術ですが、現代の護身術や警察の制圧技術にも応用されています。
砂、唐辛子の粉、灰などを混ぜた粉を用いて、敵の目に投げつける方法です。
これにより、相手は強い痛みと涙により視界を失います。
物理的な目潰しとして、指や手のひらを使って、直接相手の目を突く、叩く、押すなどの技術があります。
これにより、一瞬で相手の視力を奪い、動きを制約することができます。
光を利用した目潰しとしては、強い光を一時的に相手の目に向けて、眩しさで視界を奪う方法があります。
現代では、フラッシュライトやレーザーポインターを使うことがあります。
目潰しの効果として一時的な視力喪失になります。
突然の視覚障害により、相手の行動が制限され、混乱を招くことができます。
突然の目潰しにより、相手は驚きと恐怖を感じ、戦意を喪失することがあります。
目潰しは非常に攻撃的な技術であり、重大な障害を引き起こす可能性があります。そのため、使用には法的な問題が伴うことがあります。
目潰しを行う際には、適切な訓練と慎重な判断が必要です。誤った使用は相手に深刻な損傷を与えるだけでなく、自分自身や周囲の人々にも危険をもたらす可能性があります。
目潰しは、緊急時の護身術として有効な手段である一方で、慎重に扱うべき技術です。

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2024年6月25日

【にんぱく忍者修行ブログ】忍者豆知識その14

この記事は忍者豆知識その14です。今回は真田十勇士の一人とにんぱくの展示物についてお届けいたします。

・忍者豆知識・海野六郎(うみのろくろう)
海野六郎は真田十勇士の一人です。
真田三代記に同じ名前の人物がおり、その人物から名前が来ていると思われます。
同じ真田十勇士の根津甚八とともに大阪の陣を戦い抜いたとされます。

・にんぱくの忍者道具の紹介・手持ち燭台


手持ち燭台は、蝋燭を立てて辺りを照らすために使用します。
燭台は、ろうそくを立てるための台です。古くから照明器具として使われ、ろうそくを安定して燃焼させるための支えや台座の役割を果たします。燭台は、装飾的なデザインが施されているものも多く、家庭の装飾品としても利用されています。
一本のろうそくを立てるための単独の台があったり、複数のろうそくを立てることができる、多くの枝分かれしたデザインの台があります。
また、壁に取り付けるタイプの燭台もあります。
燭台は素材も様々で、金属、木材、ガラス、セラミックなどがあります。デザインや用途に応じて選ばれます。


日本の燭台は、その歴史と文化に深く根ざしており、独自の美しさと機能性を持っています。以下は日本の燭台のいくつかの特徴と種類です。
和燭台(わしょくだい)は日本の伝統的な燭台で、日本のろうそく(和ろうそく)を立てるために使用されます。和ろうそくは、植物性の原料を使って作られ、特有の形状と燃焼特性を持っています。和燭台もそれに合わせてデザインされています。
銅で作られた燭台は、古くから日本で用いられてきました。神社や寺院などの宗教施設で使用されることが多く、厳かな雰囲気を醸し出します。
木製の燭台は、家庭での使用に適した温かみのあるデザインが特徴です。日本の伝統的な技法で作られることが多く、茶道や華道の場でも見かけることがあります。
漆塗りの燭台は、高級感があり、美しい光沢が特徴です。漆器としての装飾性も高く、特別な場面や儀式で使用されます。
携帯用の折りたたみ燭台も存在します。これは、旅先や野外でろうそくを使用する際に便利です。軽量でコンパクトに収納できるため、持ち運びが容易です。
石で作られた燭台もあります。これは庭園や屋外で使用されることが多く、自然との調和を重視したデザインです。
特定の地域や寺院には、その場所独自のデザインや装飾が施された燭台があります。これらは、その地域の文化や信仰を反映しています。
日本の燭台は、機能的でありながらも美しさを追求したデザインが多く、文化や歴史を感じさせる工芸品としても評価されています。

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