この記事は忍者豆知識その48です。今回は真田氏と関係のあるお城についてお届けします。
・矢沢城(やざわじょう)
矢沢城は、長野県上田市にあった戦国時代の城で、真田氏の一族が守った重要な拠点の一つです。特に、真田氏の真田幸隆の弟である矢沢頼綱(または綱頼)の居城として知られています。矢沢氏は、真田氏を支える重臣としてその影響力が大きく、この城も上田城を防衛するための支城として機能しました。
城は山城の形式で、自然の地形を活かした防御に優れた構造を持っていました。築城時期は正確には不明ですが、上田城と連携しつつ、真田家の勢力を周囲に広げるための拠点であったと考えられています。また、上田城で真田氏が徳川軍と戦った際には、矢沢城もその防衛の一端を担った可能性があります。
第一次上田合戦時には、矢沢頼綱の子頼幸が城を守っていたとされます。
真田信之が松代に移封された後、矢沢城は廃城になりました。
現在は城跡として、当時の石垣や土塁の一部が残り、散策が楽しめる場所になっています。
ここ周辺には桜の木があり春には満開になります。歴史ファンにとっては、真田一族の戦略やその拠点の一つとしての役割を感じることができるスポットです。