この記事は忍者豆知識その17です。今日は真田十勇士の一人とにんぱくの展示物についてお届けします。
・忍者豆知識、由利鎌之助(ゆりかまのすけ)
由利鎌之助は、真田十勇士の一人です。
丹波の豪族で、鎖鎌の名手と言われます。
真田三代記にも登場し、菅沼家に仕えていたところを真田氏に敗れてから真田氏の配下になったと言われています。
・にんぱくの忍者道具の紹介、弩(いしゆみ)

弩とは、矢や石を発射する弓のことを言います。通常の弓と違い、台座がついています。
弩(石弓)は、古代から中世にかけて使われた弓矢の一種で、特に中国や日本で広く使用されました。石弓は、通常の弓と異なり、機械的な仕組みを用いて矢を放つ武器です。現代では「クロスボウ」として知られています。
石弓の構造と特徴として、本体は木や金属で作られた堅固なフレームで、これは矢を放つための台座となります。
弦は、強力な素材(例えば、動物の腱や現代では合成素材)で作られた弦を使い、矢を放つために引き絞ります。
弓の部分には弦を取り付けるための両側のアームがあり、通常の弓のように曲がります。
弦を引き絞り、固定し、引き金を引き矢を放つ機構になっており、通常の弓よりも強力な力で矢を放つことができます。
矢は、石弓用の矢は通常の弓矢よりも短く、重いことが多いです。
強力な弩ほど強い張力が必要されます。
クロスボウ(crossbow)は、弓と同様に矢を発射する武器ですが、機械的な構造を持ち、より強力で正確な射撃が可能です。クロスボウは、古代から中世にかけて軍事用途で広く使用され、現代でもスポーツや狩猟などで使われています。
クロスボウにはストック部分があり、銃のような形状をしており、射手が握る部分です。肩に当てて安定させるための部分も含まれています。
弓腕はクロスボウの前部に取り付けられた弓の部分で、通常の弓と同じように曲がります。
強力な素材で作られた弦が、弓腕に取り付けられています。
弦を引き絞り、固定し、トリガーを引くことで矢を発射します。
レールがついており矢(ボルト)が発射される際に滑るガイドレールです。
矢(ボルト)はクロスボウ用の矢で、通常の弓矢よりも短く、重いことが多いです。
弦を引き絞り、手動で、または専用の引き絞り装置を使って弦を引き絞り、トリガーメカニズムで固定します。
矢(ボルト)をレールに沿ってセットし、弦の前に配置します。
クロスボウを構え、標的に照準を合わせます。現代のクロスボウにはスコープが付いているものもあります。
トリガーを引くと、弦が解放され、矢が発射されます。
矢を引き絞った状態で保持できるため、狙いを定めやすく、射撃が安定します。
高い射撃力を持ち、通常の弓よりも強力な矢を発射できます。
弓に比べて習得が容易で、初心者でも精度の高い射撃が可能です。
短所として、弦を引き絞るのに時間がかかり、連射が難しいです。
クロスボウは重くて大きいため、携行性に劣ります。
トリガーメカニズムや弦の引き絞り装置が故障しやすく、メンテナンスが必要です。
クロスボウは、古代中国や中世ヨーロッパで広く使用されました。特に中世のヨーロッパでは、騎士や城の守備兵が使用し、その威力と精度で敵を制圧しました。現代では、クロスボウはスポーツ競技や狩猟に使われるほか、一部の軍や警察でも特殊な状況で使用されることがあります。
クロスボウは、歴史的にも現代的にも多用途であり、その強力な射撃力と高い精度から、さまざまな場面で役立っています。