この記事は忍者豆知識その20です。今日は真田氏と関係のあるお城についてとにんぱくの展示についてお届けします。
・真田氏と関係のあるお城・松代城(まつしろじょう)
現在の長野県長野市に位置するお城で、戦国時代に武田氏が上杉氏対策のために築いたお城です。
元の名称は海津城(かいづじょう)という名称であったと言われています。
いつ築城されたかは不明で、武田氏によって築城され、その後武田氏滅亡の後は織田氏の家臣の森長可の居城でした。
この松代城に、江戸時代、元和8年(1622年)、上田藩主・沼田藩主だった真田信之は領地替えで移りました。
・にんぱくの忍者道具の紹介・はじき玉
はじき玉は、投擲して相手に当てたり、布で包んだ状態で直接殴ったりして使う道具です。
はじき玉(はじきだま)は、伝統的な日本の忍者や武士が使用していた小型の飛び道具の一種です。これらの小さな球状の武器は、主に敵の注意をそらしたり、一時的に混乱させるために使われました。はじき玉は、その使いやすさと効果から忍者の装備として広く認識されています。
はじき玉は、通常、小さな球状の形をしており、手のひらに収まるサイズです。
材質は鉄や陶器などで作られ、中には毒や粉末などが詰められていることもあります。
指で弾くようにして投げることが多く、そのため「はじき玉」と呼ばれます。
敵に向かって投げると、衝撃で中の物質が飛び出し、視界を奪ったり、混乱を引き起こしたりします。
小さく軽量であるため、忍者や武士が複数個を簡単に携帯できます。
突然投げつけることで、敵の注意を引き、隙を作り出すことができます。
中に詰める物質を変えることで、様々な効果を発揮します。例えば、目くらまし用の粉末や、毒など。
忍者は、敵を欺くために様々な道具を使用しました。はじき玉は、その一つであり、特に隠密行動を行う際に有効でした。敵の注意を逸らしたり、追手を巻くために使用され、効果的にその場を離脱する手段として用いられました。
敵の目の前に投げることで、粉末が飛び散り、一時的に視界を奪います。
硬い地面に投げつけて音を立て、敵の注意を特定の方向に向けさせます。
現在、はじき玉は主に歴史的な研究や武道の訓練、またはコレクションアイテムとして使用されています。伝統的な忍術の訓練においては、はじき玉の使い方やその効果を学ぶことも重要です。
はじき玉は、そのシンプルさと効果の高さから、忍者の装備として非常に魅力的な道具です。歴史的な背景を持ちながら、現代でもその存在感を保っています。