2024年2月20日

現在でも通じる忍術〜隠れ身の術編〜

NINJA

「隠れ身の術」言えばどんなものを思い浮かべますか?
私は子どものころテレビで見た、アニメ忍たま乱太郎の、壁と同じ模様の布で身を隠すシーンが頭に浮かびました。
私の推しはしんべえでした。すみません、関係ありませんね。

この記事では実際に忍者が行っていた「隠れ身の術」をご紹介します。

忍者が使った隠れ身の術

木の葉隠れ

参考:「忍者学研究」山田雄司 編 三重大学国際忍者研究センター 著  
「用間加條伝目口義(ようかんかじょうでんもくくぎ)」には【木ノ葉カクレノ事】という記述があります。

初伝
5月5日に白毛のない黒犬の肝を取って、8月17日まで陰干しにし、梵字を1日に3度ずつ書いて粉にし、錦に七重に包み持ち、隠れる時に木の葉をかざしてそれに肝の粉をふりかけておけば、他から見えることはない。

中伝
城中や屋敷へ忍び込む時に、敵の方に手盾をかざして、万一の弓・鉄砲の用心をする。

後伝
森林の茂みに忍ぶ。
初伝が一番難易度が高そうですが、後伝では師から伝えられる口伝が必要でした。

用間加條伝目口義(ようかんかじょうでんもくくぎ)」の記述の中では、初伝のところにわくわく注目しがちですが、後伝が一番使い所がありそうですね。現実的な忍術です。しかし、一番使うということは、どんなときでも失敗できないということでしょう。

毎回毎回、取引先とのメールに誤字があったら、大丈夫かこの人となるものです。忍者の場合は大丈夫かこの人とはならずに、即、命が無くなります。

その他に姿を隠す術

  • 柴隠れ(草葉隠れ)
  • 間(目)隠れ
  • 仏隠れ
  • 犬隠れ
  • 鶉(うずら)隠れ
  • 観音隠れ
  • 楊枝隠れ

などがあります。

鶉隠れは、暗闇の中、火薬に火を付けて煙が出て敵を脅かせている間に、うずくまって風呂敷で頭から覆い、暗闇と同化して姿を消すと言うもの。煙が収まると、敵は早く見つけようと走って探すが、それを見て反対方向に逃げるというもの。
それ以外の忍術については詳細が分かり次第お知らせします。

現代への応用

chatGPTに聞いてみたところ、以下の返答をもらいました。

デジタルプライバシーの確保:
忍者が身を隠すように、オンライン上でのデジタルプライバシーを確保することが求められます。仮名や匿名のアカウントを使用し、ソーシャルメディアやオンラインプラットフォームで個人情報の適切な管理や公開設定を行うことが、隠れ身の術を現代に応用した一例です。

セキュアなコミュニケーション:
忍者が手盾をかざして敵の注意を逸らすように、現代ではセキュアな通信手段を使用してコミュニケーションを行います。エンドツーエンドの暗号化を備えたメッセージングアプリやビデオ通話を利用することで、プライバシーを守りつつ安全なコミュニケーションが可能です。

サイバーセキュリティ対策:
忍者が森の茂みに忍ぶように、サイバー空間でもセキュリティ対策が必要です。ファイアウォールやウイルス対策ソフトウェアを利用して、自身や組織の情報を守り、不正アクセスから身を守ることが重要です。

匿名性を活用する:
忍者が他から見えなくなるために木の葉をかざすように、オンライン上で匿名性を活用することがあります。これは特にオンラインフォーラムやコミュニティで自分の意見を述べる際に、個人情報を隠す手段として使われます。

これらは隠れ身の術の精神を応用した一部の例であり、ただし、これらの手法は法律や倫理に則って使用することが重要です。安全かつ健全な利用が求められます。

chatGPTからの返答は以上です。
どうやら、だいぶデジタルテクノロジーに偏っていますね。もっと、農業や訪問営業などで使えるものはないでしょうか?
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例えば、おじぞうさんの像の横に変装して紛れ込み、通った人に、「もーうし」と声をかけ、虚をついてWEB制作の案件をとるなど・・・chatGPTより酷いですねこれは。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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