2024年2月19日

忍者屋敷について

忍者屋敷は、忍者が活動するために使われた建物や施設のことを指します。忍者屋敷は、忍者の活動範囲や任務に応じてさまざまな形態を取り、機能も異なりましたが、一般的には以下のような特徴があります。
忍者屋敷は秘密裏に建設され、外部からの侵入を困難にするために工夫されていました。防御のためには、壁や床にトラップを設置したり、建物全体を包囲するような構造にすることもありました。
忍者屋敷には隠し通路や秘密の部屋がありました。忍者屋敷には、隠し通路や秘密の部屋が設けられ、これらの部分は、忍者が敵を回避したり、奇襲攻撃を行ったりするために利用されました。
忍者屋敷には、忍者の訓練を行うための施設が設けられていることがありました。訓練場や武器庫、特殊な訓練用のエリアなどが含まれていました。
情報収集や監視のための設備として忍者屋敷には、敵の動向を監視したり情報を収集するための設備が備えられていることがありました。高い位置から周囲を見渡すための見張り台や、通信手段を提供する設備などが含まれていました。
忍者屋敷は、忍者が任務を遂行するための拠点として機能し、彼らの活動を支援するための施設が整備されていました。

忍者屋敷には、さまざまな種類のトラップが設置されていました。これらのトラップは、忍者が敵から身を守ったり、敵を追い払ったりするために使用されました。以下に、一般的な忍者屋敷のトラップの例を挙げると、

まず落とし穴は、地面に掘られた穴に敵を落とすトラップです。通常は地面を覆い隠しており、敵が誤ってその上を歩くと落ちてしまいます。
さらに仕掛け扉は通常の扉に見せかけて仕掛けられたトラップです。開けようとすると、意図せず仕掛けられた罠が発動します。
針や刃物を仕込んだ床があり、歩くと針や刃物が飛び出すように仕掛けられた床です。注意深く歩かないと、怪我をすることがあります。
また落とし蓋は床全体が実は蓋で、敵が通過すると蓋が開き、下の部屋や穴に落ちてしまう仕掛けです。
煙幕のトラップもあり、火薬や煙草などを使って発生させた煙で、敵の視界を遮るトラップです。敵を混乱させたり、逃走を助けるために使用されました。
これらのトラップは、忍者が敵との戦闘や追跡の際に使用され、敵を混乱させたり捕らえたりするために役立ちました。忍者はトラップを使って効果的に敵を撃退することができ、その技術は忍者の戦術の重要な一部でした。

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2024年2月17日

忍者と「火」について

忍者は忍術を使い、その中でも火術は火を使うもので、狼煙、松明、火矢、鉄砲などを使用していました。
火術とは、忍者や古代の戦士が火を使った技術や戦術を指します。これは、敵を煙や火炎で混乱させたり、建物や施設を破壊するために利用されました。火術にはいくつかの種類があります。
その中で煙幕とは火を使って煙を発生させ、視界を遮る技術です。これにより、敵の動きを封じたり、自身の位置を隠すために使用されました。
またガラス容器に入れた油や火薬を投げつけて爆発させることで、敵を威嚇したり攻撃したりする技術です。建物や船を燃やすためにも使用されました。
さらに火矢とは矢に火をつけて放つことで、敵の建物や船を燃やす技術です。戦場での炎上や混乱を引き起こすために使用されました。
これらの火術は、忍者や戦士が特殊な状況で使用することで、戦闘や隠密活動の効果を高めるために重要な役割を果たしました。

忍者は火を使った特殊な技術を持っており、火の使用も行われていました。煙幕を張ることで敵の視界を遮る、火炎瓶や火薬を使用して攻撃するなど、火を使った戦術が忍者の活動には欠かせませんでした。
火を利用した忍者の武器としては、手裏剣や刀などがあります。これらは敵に直接火をつけるのではなく、火花を敵の目をくらませるために利用されることがありました。
忍者は時には火を使って建物や村を破壊することもありました。これは敵の補給線を断ち、混乱を招くための戦術の一環として行われることがありました。
忍者は火の扱い方を非常に熟練させるため、火の周りでの作業や火の中を歩く訓練を行うこともありました。これは、戦闘や隠密活動中に火を扱う際に安全性を確保するために重要なスキルでした。
忍者の活動は様々な側面があり、その中には火を使った技術や戦術も含まれていました。

火遁術は、忍術の一種で、火を操る術のことを指します。火遁術は、口から火を吹く、手から火を放つ、地面を焼くなど、さまざまな形態で使用されます。

火遁術は、忍者の体術や戦術の一部として使われ、敵に対して攻撃を行ったり、防御を強化したりするのに役立ちます。また、火を操ることで、敵の動きを制限したり、作戦の幅を広げたりすることもできます。

火遁術は、忍者が独自に編み出したものや伝統的なものなど、さまざまなバリエーションが存在します。それぞれの忍者が自分の特技や戦闘スタイルに合わせて火遁術を駆使し、戦場での勝利に貢献します。

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2024年2月13日

現在でも通じる忍術〜薬編〜

NINJA

忍術といえば、皆さんは何を思い浮かべますか?
火を吹く?
まきびしを撒いてダッシュで逃げるところ?
月夜をバックに、屋根から屋根へと飛び移るところ?
水の中に潜って、葦の茎で空気を確保しながらやり過ごすところなんかもパッと思いつくのではないでしょうか。

どれも魅力的で、実際の忍者はどんなふうにしていたか気になるところですが・・・
この記事では忍術としての「薬」をご紹介します。

忍者が使った薬

眠気覚まし

これは基本ですね。いつだって人間は眠気と戦っているのです

  • 陀羅尼助 苦味のある薬草(キハダなど)を煮詰めて作ったもの。かみ砕き、苦味によって眠気を撃退していた
  • 挽き茶とアサリの干したものを混ぜた薬

中薬(虫下し)、腹痛止め

当時は腹痛の原因は回虫などの寄生虫が多かった

  • キハダやゲンノショウコなどの腹薬

船酔いの薬

車酔いにも効果がありそうですね

  • 白角豆と梅干しの肉を混ぜたもの

秘薬

  • 貴妙散 日射病や腹痛、頭痛など急な病にきく万能薬。白蛇と大唐米(コメの一種)を粉末にしたもの
  • 阿呆薬 大麻の葉を乾燥させて粉末にしたもので、敵を阿呆にする

毒薬

現代で使用したら犯罪ですので、これらの植物を見かけても悪用したり食べたりしないでください

  • 馬銭 ストリキーネなどを成分とする有毒植物。犬殺し薬。
  • トリカブト アコニチンなどを成分とする有毒植物。

その他薬効のある植物

下痢止め
キハダ、ゲンノショウコ

健胃・苦味
キハダ、センブリ、タンポポ

下剤
エビスグサ、ドクダミ、ノイバラ

利尿
ウツボグサ、カワラケツメイ、キササゲ、スギナ、ドクダミ

血糖降下
タラノキ

咳止め
オオバコ、ナンテン

喉の腫れ
スイカズラ、ハス

しゃっくり
カキのヘタ

風邪の初期
クズ、ショウガ、ネギ

美肌
ハトムギ

強壮
ウコギ、クコ、ナツメ、ヤマイモ

現代で入手できるか?

陀羅尼助は現代でも陀羅尼助丸として販売しています。忍者が使っていたものと完全に一致はしないかもしれませんが、キハダが主な成分となっていますので、
苦味による眠気覚ましとしては有効だと思われます。

挽き茶とアサリの干したものを混ぜた薬については、現代でもスーパーで入手できそうですね。
実際に作ってみたいと思いますので、後ほどレビュー記事を作成いたします。

虫下し、腹痛止めに関しては、キハダとゲンノショウコが手に入りしだい、後ほどレビュー記事を作成したいと思います。

船酔いの薬も豆が手に入れは簡単に作れそうですね。

秘薬はちょっと無理かもしれません。
大唐米は入手が可能ですが、白蛇は難易度が高めです。アオダイショウを代わりにするしかありませんね。
阿呆薬にいたっては、日本では大麻の所持が法律で禁止されているため、合法なイギリス・フランス・スペインなどに行かなければなりません。

毒薬は入手できたとして、試すことはできませんね。

今回の記事はここまでになります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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2024年2月13日

「忍」という文字の意味と忍者について

忍という文字は耐える・我慢するという意味があり、隠すという意味もあリます。
日本語で「忍ぶ」という動詞から派生しています。その意味はいくつかありますが、主な意味としては「我慢する」「耐える」「隠れる」「秘密にする」といった概念を表します。
また、忍者という言葉もこの「忍」から来ており、秘密裏に活動する者や諜報活動を行う者を指します。諜報活動とは他組織の情報を収集するために行われる活動のことを指します。一般的には国家や軍事組織、情報機関などが行うことが多く、秘密裏に行われることが一般的です。諜報活動はさまざまな手法を用いて行われることがあり、人間のスパイやエージェントを送り込んだりするなど、様々な方法があります。

「忍」は忍耐や忍耐力を示すだけでなく、忍者や忍者が使用した忍術など、秘密や隠れた技術や活動を意味する場合もあります。忍者のように、隠れた能力を多く持っているものがいます。


忍者は、忍術を持ち、その秘伝の忍術を使いこなすとされています。これには身体能力を高めるもの、変装や偽装を施すもの、隠密行動を補助するものなどが含まれます。
さらに体術の面、卓越した体術を持っているとされ、柔術や剣術、手裏剣術などの武道を使いこなします。特に素早さや敏捷性、身軽さが重視されることが多いです。
そして忍耐力と精神力の面、忍者は極めて高い忍耐力と精神力を持ち、長時間の待機や過酷な状況に耐えることができるとされます。
かつ情報収集と分析能力の面、忍者は敵対勢力の情報収集を得意とし、さまざまな手段を使って情報を収集し、それを分析して活動の戦略や戦術を立てる能力があります。
さらには特殊武器や道具の使用の面、忍者は様々な特殊な武器や道具を使いこなします。手裏剣や吹き矢、撒菱(まきびし)、煙玉(けむりだま)などの特殊な武器や、忍者用の変装具や工作具も利用されます。
このように多くの特殊能力を持つのが忍者です。

忍には忍ばせるという意味もあり、武器を忍ばせる、つまり暗殺も関係します。
忍者は、秘密裏に標的を暗殺することも含めてさまざまな任務を遂行することが知られています。彼らの暗殺活動はしばしば劇的で複雑なものであります。
忍者は夜間に活動することが多く、夜闇を利用して標的に接近しやすくします。夜間の暗殺は目立たずに逃げるのに都合がよく、彼らの活動の効果的な部分でした。
忍者は目立たないように変装することができ、標的に近づくためにさまざまな姿や装いを使い分けました。これにより、敵を欺くことができ、標的に近づきました。

・「忍」の文字

忍という文字は、刀の刃と心臓の象形を表すもので、これがしなやかな強い心を表し、そこから忍という漢字が生まれました。

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