この記事は忍者豆知識その54です。この記事では真田氏と関係のあるお城についてお届けします。
・横尾八幡城
中之条町の横尾八幡城は、群馬県吾妻郡中之条町横尾地区に位置する中世の山城です。この城は、戦国時代に尻高三河守によって築かれたとされ、地域の有力な豪族が守っていたと考えられています。主に防衛や地域支配の拠点として機能しました。
・特徴
・立地
横尾八幡城は標高の高い丘陵地に築かれており、周囲を見渡すことができる戦略的な位置にあります。この地形を利用して外敵の侵入を監視し、攻撃に備えていました。
・構造
城郭は山城特有の簡素な造りで、土塁や堀切が現地に残されています。これらの防御施設は、敵の侵入を困難にする役割を果たしていました。
・歴史
横尾八幡城の築城や城主に関する具体的な記録は少ないものの、戦国時代の吾妻地域では、上杉氏や真田氏などの勢力が争いを繰り広げており、その一環としてこの城が利用されたと考えられます。
真田氏(真田昌幸)が吾妻に進軍したときに、このお城の城代として富澤豊前守を配置しました。
お城には鉄砲隊や弓、槍を用いた兵士が常駐していたと言われています。
山道を進んでいくと遺構のある場所に行けます。
・現在の状況
・アクセス
国道145号線の横尾交差点から県道231号に行き、北東に進むと城跡があります。
現在、横尾八幡城跡は観光スポットや歴史散策の場所として注目されています。周囲の自然と共に、中世の城郭の名残を楽しむことができます。ただし、訪れる際は現地の地図や案内板を参考にして、安全に散策を楽しんでください。