2024年12月6日

【にんぱく忍者修行ブログ】忍者豆知識その52 -羽根尾城-

この記事は忍者豆知識その52です。この記事では真田氏と関係のあるお城についてお届けします。


・羽根尾城
羽根尾城は、現在の群馬県吾妻郡長野原町大津にあったお城です。
羽根尾城(はねおじょう)は、群馬県吾妻郡長野原町に位置する中世の山城で、戦国時代に築かれたとされます。この城は、吾妻川流域を見渡せる要地に築かれており、地域を支配する拠点として重要な役割を果たしました。以下に羽根尾城についての詳細をまとめます。

・基本情報
所在地: 群馬県吾妻郡長野原町
築城時期: 戦国時代(具体的な時期は不明)
築城者: 羽尾氏または地域の土豪によるとされています。
構造: 山城
・歴史
・戦国時代の築城
羽根尾城は吾妻地域における防衛拠点として築かれました。この地域では上杉氏、武田氏、そして真田氏が勢力争いを繰り広げ、羽根尾城もその防衛線の一環として利用されました。
・羽尾氏の関与
羽尾氏は吾妻地方の土豪で、羽根尾城を拠点に活動していたとされます。のちに真田氏に従属し、吾妻地方の一部として組み込まれました。
羽尾幸全が城主で兄弟には海野兄弟(輝幸、幸光)がいます。
海野兄弟は斎藤氏に仕えて、その後真田氏に仕えました。
羽根尾氏は真田氏に仕えていましたが、真田昌幸は部下からの讒言を受けて、海野兄弟を誅殺したといわれています。
海野兄弟のお墓は羽根尾城の山麓にあります。

・廃城
戦国時代の終焉とともに、羽根尾城もその役割を終え、廃城となりました。その後は地域の住民により部分的に利用されたものの、長い間放置されて自然に埋もれていきました。
・特徴
地形を活かした構造
羽根尾城は、吾妻川を見下ろす小高い丘陵地に築かれており、自然の地形を巧みに利用した防御に優れた山城です。
・遺構
土塁や堀切、腰曲輪(くるわ)などの遺構が一部残っていますが、現在では多くが山林に覆われています。
・関連する城
羽根尾城は、近隣の岩櫃城や丸岩城とともに、吾妻地域の真田氏の防衛ラインを形成していたと考えられます。特に羽根尾城は、吾妻川沿いの交通の要衝に位置していたため、戦略的に重要でした。

・観光情報
羽根尾城跡は、整備が進んでおらず訪問が難しい場合がありますが、周辺を散策することで戦国時代の雰囲気を感じることができます。
長野原町の観光スポットである「川原湯温泉」や「草津温泉」と合わせて訪問すると、歴史と自然の両方を楽しむことができます。
・アクセス
最寄り駅: JR吾妻線「羽根尾駅」から徒歩または車でアクセス可能。
車: 長野原町内の道路を利用し、登山口や遺構のあるエリアまで移動可能。

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