2024年10月11日

【にんぱく忍者修行ブログ】忍者豆知識その43 -高根城-

この記事は忍者豆知識その43です。この記事では真田氏と関係のある武田氏が改修したお城についてお届けします。


・高根城(たかねじょう)
現在の静岡県浜町市天竜区水窪にあったお城です。
築城者は奥山定則です。
武田氏と姻戚関係にあった遠山氏によって攻め落とされた後、武田氏がお城の改修をして拠点にしたと言われています。
高根城は、戦国時代に築かれた山城で、現在の静岡県浜松市天竜区に位置します。この城は、戦国大名・武田信玄が遠江国(現在の静岡県西部)への侵攻の拠点として活用したことで知られています。

・高根城の歴史
高根城は、遠江国の山間部にあり、戦略的な位置に築かれました。標高420メートルの高根山の頂上にあるこの山城は、周囲の地形を活かして守りを固めた典型的な山城です。戦国時代には、この地域は徳川家康と武田信玄の争いの重要な戦場の一つでした。

武田信玄は、遠江国において織田信長と同盟を結んだ徳川家康との対立を深め、家康の勢力を抑えるために遠江北部に攻勢をかけました。高根城はその際に築かれ、武田軍の拠点として機能しました。

・高根城の構造
高根城は、山の自然地形を利用して築かれた堅牢な城でした。山城のため、外郭や堀、土塁が複雑に配置されており、城全体を防御するための強固な構造が特徴です。頂上部分には本丸が設けられ、その周囲に複数の郭(くるわ:城内の防御区画)が配置されていました。

また、眺望の良さも高根城の大きな特徴で、遠江国全域を見渡すことができたため、戦略的な視点でも重要な拠点となりました。この地の地形を生かし、周囲の山々との連携を取りやすい構造になっていたことが、戦国時代における軍事的な有効性を高めました。

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