この記事は忍者豆知識その21です。今日は真田氏に関係した武田氏についてと、にんぱくの展示品についてお届けします。
・真田氏が仕えていた武田氏が攻め落としたお城・上原城(うえはらじょう)
現在の長野県茅野市にあったお城です。
築城年は不明ですが、室町時代の文正元年(1466年)頃、諏訪信満が居館を建て、諏訪地方の周辺を諏訪氏が治めていました。
諏訪氏の本城だったお城ですが、真田氏と関係のある武田氏が攻め落としたとされており、
武田氏の配下、板垣信方が治めていたとされます。その後の上田原の戦いで信方が討ち死し、
弟の虎登や長坂虎房が配置されました。
上原城は、織田・徳川連合軍による甲州征伐により武田氏は滅亡し、廃城となりました。
城跡には石碑が建てられ、土塁や空堀等が残っています。
お城跡は、長野県の指定史跡として指定されています。
・にんぱくの展示室の忍具紹介 吹き矢

吹き矢は、矢を飛ばすのに筒を使用したもので、口元に筒を当てて息を吹き空気圧で矢を飛ばすように使用します。
筒は、八角柱や円柱の筒や、竹の内側を均等に加工したものや、和紙を丸めたものもあります。
吹き矢(ふきや)は、筒(管)を通じて矢を吹き出し、標的に命中させる武器です。歴史的には日本だけでなく世界各地で使用されてきましたが、日本においては特に忍者が隠密行動や暗殺に使用したとされることで知られています。
吹き矢の筒は竹や金属で作られることが多く、長さや太さは用途によって異なります。
矢は小型で軽量なものが使われ、先端には鋭利な針や毒が塗られることがあります。
矢を筒の中に入れ、息を吹き込むことで矢を発射します。正確な射撃には練習が必要で、呼吸の制御や姿勢が重要です。訓練によって高い精度で標的を狙うことができます。
吹き矢は発射時の音がほとんどないため、隠密行動に適しています。
忍者は吹き矢を隠密行動や暗殺のために使用しました。毒を塗った矢を使うことで、静かに敵を無力化することができました。
一部の地域では、狩猟用の武器としても使用され、小動物を捕えるために使われました。
現代では、吹き矢はスポーツやレクリエーションとしても楽しまれており、専用の筒や矢を使って標的を狙う競技が行われています。
吹き矢は使用方法によっては危険を伴うため、使用する際には十分な注意が必要です。特に毒を使用する場合は、厳重な管理が求められます。
地域によっては吹き矢の使用や所持に関する規制があるため、事前に確認することが重要です。