2024年6月8日

忍術〜伝達術編〜|にんぱくブログ|体験

NINJA

忍者の主な任務である情報収集。集めた情報をどのようにして主君や味方に伝えていたのでしょうか? 敵に知られることなく、味方だけに分かる方法とはどういったものがあったのでしょう? この記事では忍者の伝達術について書いていきます。

狼煙

忍者は遠くからでも見える煙を使って、緊急事態を知らせました、狼の煙と書いて「のろし」これは、狼のフンを乾燥させ、火薬に混ぜて使ったことに由来しています。狼のフンを使うと、煙が真っ直ぐに上がり、わかりやすいと言われています。現在の日本には狼はいません。日本に生息していたニホンオオカミは絶滅種となっていて、確実な最後の生息情報は1905年の冬です。忍者が活躍していた時代の日本には、オオカミが生息していました。フンを手にいれることは、今よりはるかに簡単だったと思われます。

隠語

隠語とは仲間だけにしか分からない言葉です。会話から忍者とバレることがないように使っていました。たとえば、「伊賀」という言葉を聞かれると忍者ではないかと疑われるため、伊賀は「くり」と言い換えていました。いくつか重要な単語をこのように言い換えて、味方通しでコミュニケーションをとっていました。

五色米

米を白のほか、青、黄、赤、黒に染めて、それらの色に意味をもたせ、仲間だけにわかる暗号として使っていたとされています。また、戻る時の目印として置いておくこともありました。

忍者文字

忍者は仲間だけにしかわからない文字を使って文を書いていました。さまざまな文字があり、なかでも「忍びイロハ」は特に有名です。
日本の漢字は、その多くが「へん」と「つくり」に分かれています。それを利用して、「木・火・土・金・水・人・身」の七文字を「へん」に、「色・青・黄・赤・白・黒・紫」の七文字を「つくり」にして漢字を作り、イロハ48文字に当てはめました。

上の図をつくるために、「忍びいろは」というフォントを使用しています。山口正之が解釈し、白土三平が採用した読み方を採用されているようです。

上記のフォントを使って、暗号文を書いてみました。皆様は解けますか?

結縄

縄に結び目を作り、その形状や結び目の数などで暗号にしていました。それを家の軒下にぶら下げておき、仲間に伝えました。結縄からは、「秘密文字」という。誰も読めないような形状の文字ができたという説もあります。

合言葉

暗闇で敵味方を区別するのは難しいことでした。同じような忍び装束を着て、覆面をしていたのでは無理もありません。そこで、合言葉を使って仲間を判別していたのです。合言葉とは、前もって決めておいた言葉を互いに答えること。こちらが「山」と言えば、相手は「谷」と答えるのが、わかりやすい例ですね。

終わりに

このブログを運営しているにんぱくには、忍者が実際に使っていた忍具が展示されています。群馬県の北西にある東吾妻町に、にんぱくはあります。吾妻地域は真田氏が支配していたころ、忍びの者として真田家に仕えていた忍者がいました。岩櫃城と言えば歴史好きの方はピンと来るかもしれません。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。これからもにんぱくをよろしくお願いいたします!